まかせて通信134号2009.12.15発行

※まかせて○○は、(有)ペーパーシャワーズの登録商標です。(特許庁 登録第4623103号)

大量不法投棄事件が起きました。■

3月のある日、あるまかせて○○に、お客様から一本の電話が入りました。このお客様から当社へ依頼したチラシが大量に工事現場に捨ててあるという連絡が警察から入ったというものでした。早速、当社の社員が現場に急行すると、すでにお客様と地元の警察が来ており、現場検証を行っていました。パトカーも2台とまっており、ものものしい雰囲気でした。捨ててあったチラシは、当社から配布員へ依頼していたものに間違いありませんでした。


「これは、刑事事件です。」■

しばらくして、当社のまかせて○○の代表者も現場へ到着し、警察の担当者から事情を聞かれました。チラシは、数種類あり、枚数も分からないほどでしたが、どの配布員が捨てたものかはすぐに判明しました。まかせて○○代表者が、「チラシを会社に持って数を数えたい。」と警察に言うと、警察の担当者は、「不法投棄は、刑事事件です。証拠物件は、当署でしばらく保管します。」と言われました。「捨てた配布員へも、警察から電話しますので、それまでは会社からは連絡をとらないでください。」ということでした。

 


重苦しい雰囲気■

スポーツ店この日を境にして、まかせて○○には、重苦しい雰囲気が漂うようになってしまいました。チラシを捨てた配布員Aさんは、いろいろとよくやってくれた人だと信頼していたのに、裏切られた気持ちで一杯でした。その後、警察の許可を得て、配布員Aさんへ連絡をとり、確認したところ、すべてを認めました。警察でも事情聴取をうけ、現在まだ処分は確定していません。当社も被害が確定したので、お客様へ一社一社お詫びと説明に伺いました。当社の営業マンも疲れ果てていました。
折角、何回も足を運んでやっと受注できたお客様のチラシが、たった一人の不法投棄事件でそれこそパーになってしまいます。社員は、トラブル処理のために夜遅くまで様々な後始末をすることになり、他の配布員へも様々な影響がでてきます。


お客様の反応■

不法投棄されたチラシを当社へ依頼されていたお客様は、一様に驚き、あるお客様はかなりお怒りでした。しかし、すべての事実関係をお伝えするしかありません。あるお客様は、当社への利用を控えると言われましたし、ほかのお客様は、きちんと説明してくれたので、また利用してくれると言ってくれたお客様もありました。当社営業マンは、「また利用してくださると言ってくれたときは、涙が出るほどうれしかった。」と言っていました。


配布員Aさんは、なぜチラシを捨てたのか?■

スポーツ店配布員Aさんは、1才と8才の2人のお子さんのお母さんでした。当社への登録した頃は、子供を近くの実家へ預けてよく配布してもらっていました。ところが、もっとお金を稼ぎたくなったのか、担当するエリアを増やしていきました。そのうちに他の仕事もしていたので、当社の仕事がおろそかになり、ついつい配らないのに、「終了報告をする」ことに慣れていったと思われます。しかし、配布物は、家の中にどんどん溜まっていきます。その配布物の処分に困り、3月のある日、くるまに積み込み国道沿いの工事現場にあるコンテナの中に放り込んでしまったというのが、事の真相でした。
今回の事件の代償は大きく、Aさんは仕事がなくなったばかりではなく、損害賠償にも応じなくてはならなくなり、また刑事事件としては前科1犯という汚名を背負って生きていくことになりました。子供の教育への影響も大きいと予想されます。


当社の考え方!■

さて、このような事件が起きたときに、この原因がすべてこの配布員Aさんにあったのかどうかが大変重要になってきます。確かに配布員Aさんは、私生活も荒れており、お金に困って犯罪(配布してないのに委託費をもらう詐欺罪)に手を染める可能性があったことが伺われます。しかし、後に当社での関係者と会議を開いたところ、会社側に多くの反省すべき点がでてきました。

  1. 配布員Aさんは、配布員登録説明会に出席していなかった。 → ポスティングの重要性を認識させてなかった。
  2. 配布員Aさんからは、いままで配布用地図にチェックして提出していなかった。 → 当社の決まり事を守っていなかったが、会社側のチェックが甘かった。
  3. 「○月○日に会社へ行きます。」と言って電話してきたのに、来なかったなどといった、ちょっとした約束事をよく破っていたり、忘れていた。 → 人物を見る目がなかった。
  4. いつもチラシを配送して家に行っても、不在だった。または、中にいても「玄関先に置いて言って」と顔を出すことがなく、当社社員とも顔を合わせることがなかった。 → お互いのコミュニケーションがよくとれていなかった。
  5. 2人のお子さんがいてちょっと無理と思われる部数、エリアを担当させていた。→仕事の負荷を思いやる気持ちがなかった。
  6. 実は、当社でも数年前に大きな不法投棄事件があったのに、そのときの経験や教訓、決め事などが、時間の経過とともに忘れ去られていた。 → 教訓が活かされなかった。 

配布員の皆さんへ■

どのような商売でもそうですが、たった一人の不祥事が大きな信用問題となり、その後の人生を狂わせ、まわりの人たちを巻き込んだ騒動に発展していきます。また、いつもきちんと決まりを守って配布してくださっている他の配布員さんには、迷惑な話です。いわゆる、「正直者がバカをみる。」というような社会は絶対にいけません。当社としても、このような問題が起きた場合は、情報をオープンにして、皆さんへもお知らせして、一緒に考えてもらいたいと思います。
また、会社と配布員さんのコミュニケーションが深くなるように、各地のまかせて○○では、懇親会や家庭訪問などのさまざまな催しを行ったり、決まり事の徹底を図るために様々なチェックへの協力をお願いしていると思います。
当社の配布員さんから、犯罪者を出さないようにするための施策ですので、皆さんのご協力をお願いします。





 10年4月15日現在  (有)ペーパー・シャワーズ 代表取締役 村松昭文