今回のメールボックスデザインコンテストの投票用紙と同時に「登録者意識調査アンケート」を実施しました。このたびようやくアンケートの結果がまとまりましたので、ご報告します。
Q1ポスティングをしていて良かったと思うことをあげてください。
1位は、「いろいろな家や町並みを季節ごとに見ることができる」2位は、「配布した家の方にご苦労様と言われ力づけられた経験がある」でこの2つの意見で60%を超えています。地方都市では、車社会になってから歩かなくなったと言われて久しいのですが、ポスティングは、普段見慣れた風景を別の視点で見るいいきっかけづくりになっているようです。また、歩くことにより人と人との触れあいがうまれているようです。車で移動していれば、人との触れあいはまずありません。こんなところにポスティングの効用があるようです。お金のことをあげた方は、ほとんどいませんでした。やはり、お金以外の目的をもっている人がポスティングの仕事には、向いていると言えそうです。
その他の具体的な「良かったこと」のコメントをいくつかあげましょう。
■ ポスティングした音に小さなお子さんが気付いて玄関に駆け寄った足音と同時に「ごくろうさん」と可愛い声をかけてくれ、姿は見えなかったが心の中はぽかぽかでした。(長野)
■ 普段、ゆっくりと歩く事が少なくなった昨今、こういう機会でもないと歩かないので、季節の空気が感じられていい。夫婦仲良く一緒に仕事できるのもいい。(甲府)
■ 地図をもっていたら道を聞かれ、その後ちょっとだけお話をした。その人は、「ごくろうさま」と声もかけてくれて少しでも楽しい時間を持てた。(上田)
■ 最後の一枚を配布し終った時のやり終えた充実した気分がうれしい。S社のチラシを配布していたら、「この間頼んだら、とっても良かったです」と言って頂いたことがありうれしかった。(松本)
■ 農家のおばさんにおいしい桃をもらいました。(長野)
■ 子供と一緒に(ベビーカーに乗せたり三輪車に乗せたりして)配布しているので、知らない人から袋に入ったドーナツを2つもらった。(松本)
■ 労働してお金をいただけたこと。早朝のすがすがしい空気を感じられる。(長野)
■ 春先から夏にかけて、たくさんの家の工夫されたガーデニングを見ておもわず何度も足をとめて見入ってしまいました。心がなごみます。(松本)
■ 子どもの学校友達の家を発見し、遊びに連れて行ってあげることができた。(甲府)
■ 配り終えた時の満足感がなんとも言えない。地理を覚えることができ、買い物に行くときの近道を発見することができます。子どもをおんぶしながら配っているため、よく眠ってくれて助かります。(松本)
■ 近所なのに、知らなかった路地があったりして楽しかったです。(甲府)
■ 集合住宅のみの指定のあるチラシを配っているとき、一戸建ての家から「ウチにはないのですか?」と言われること。(松本)
■ 自動販売機で100円のかんジュースを見つけた。(松本)
■ 配布したもの(宅配寿司チラシ)を待っていた人がいた。ちょうど、落ち込んでいた時だったので、考え直すことができた。(長野)
■ いろいろなわんちゃんやネコちゃんに会えて、またポスティングに行くのがたのしみ。(甲府)
■ 植木のお話ができたり、何かいい情報でもあるかねと気持ちよく受け取ってもらえたこと。漬け物の桶を洗っていたので、声をかけたら漬け物をいただいてしまった。「こりゃ大変な仕事だね」などと声をかけられて、受け取ってくれたとき。(長野)
■ 「あなたもがんばっているね」と言われ、「ちょっとお茶でものんでいったら」とおばあちゃんに声をかけられたこと。(上田)
Q2 ポスティングをしていて悪かった(つらくなった、やめよう)と思うことをあげてください。
圧倒的に、犬に吠えられてこわい思いをしたという意見が多くありました。ポスティングには、吠える犬は最大の障害ということになります。実際にかみつかれた人もいるようです。よく、聞くのは最初から吠えていてくれれば犬がいると分かるのに、やぶからぼうにワンワンと急にでてくる犬がいて冷や汗をかくというのが最もいやのようです。また、住民から「勝手に入れるな」などとグサッとくる言葉の暴力が耳から離れなくていやになってしまうこともあります。せめて、相手の立場を思いやる言葉で言ってくれればいいのにと思うのですが、仕方ありません。世の中には、いろいろな犬や人がいるなと感じられるのがポスティングです。一方、数は少ないのですが健康を害してしまったとか第三者に損害を与えそうになったという方は切実な悩みになっています。一人で悩まないように、当社スタッフに相談してみましょう。
その他の具体的な「悪かったこと」のコメントをいくつかあげましょう。
■ 知らないおばちゃんがずーとついてきた。(甲府)
■ 子どもと一緒に配布しているとき、コンクリの階段から子どもが落ちた。(松本)
■ 早朝に配るとき、下の子が起きたときにママがいないのが、よっぽどさみしいらしく、毎晩寝る前に「ママ明日の朝、配り物行く?」と聞かれるようになってしまった。(松本)
■ 早朝、小雨の中、側溝の上に足が載ったらフタがズレて、足がはまり抜けなくなった。フタと5分以上格闘していたら、そこの家のお父さんと若い息子さんに気付かれ助けてもらった。めちゃめちゃ赤面ものでした。はずかし〜い。(長野)
■ 数時間、自転車をとめて配っていたら、警察に放置自転車として通報されてしまった。自転車を置いた場所が分からなくなって探し回ったこともあります。(長野)
■ ブロック塀に囲まれた家で内扉に郵便受けがあり、チラシを入れたところ、受け箱もなく庭にチラシが散乱したとき、とても困った。(甲府)
■ アパートにポスティングしようと向かっていたら、大家さんだと思いますが「オイ、入れるな」と言われ、とっさに「ハ〜イ!!入れません」と明るく言ったが、心の中はドキドキしていました。でも、今は入れていますよ。やった!(長野)
■ メールボックスに入れてすぐのチラシを目の前でぐちゃぐちゃにされてゴミにされた。(上田)
■ そんなにたいしたことではありませんが、気のせいか?以前よりくつ下の寿命が短くなったように感じられる。沢山歩くから?それとも歩き方が悪いから?(松本)
■ 日程的にぎりぎりで、どうしても配布しなければならないときの雨降りのにくらしさ。(長野)
■ 自転車置き場の自転車を倒し、プラスチック製のベルを破損した。住人に聞いても持ち主が分からないので、自転車に新しいベルを袋に入れてかけておきました。(長野)
■ 自転車が倒れて、玄関先の植木鉢を倒してしまい、ベルをならしてあやまりました。でも反対に「わざわざ教えてくれて有り難う」と何度もお礼をされてしまった。(甲府)
まだまだありますが、紙面の都合で次号へつづきます。Q3「ポスティング中にくちづさみたくなる歌はなんですか?」Q4「ポスティングと健康との関係」まかせて特性クイズへの回答は次号でまとめて紹介します。
※先月号まかせて特性クイズ 問題7のこたえ
回答 新しいバイパス道路の距離が片道300m未満になると自転車を押して行ってきた方が早い。
片道300mの場合、行きは自転車を押して4.5分。帰りは自転車に乗って1.5分。したがって、合計6分で行って来ることができます。つまり、階段で行ってくるのと同じ時間になります。
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(有)ペーパー・シャワーズ代表 村松 昭文