※まかせて○○は、(有)ペーパーシャワーズの登録商標です。(特許庁 登録第4623103号)


■裁判、サイバン、Saiban■



刑事もののテレビドラマでは、裁判所での裁判の様子がよく出てきます。ニュース番組でも大きな刑事事件や話題性のある民事事件の重要な判決があるときは、必ず裁判所の中の様子が数秒間流れます。木村拓也が弁護士として主演を努めたドラマもありましたね。なぜか私たちは、裁判所のなかに入ったこともないのに、良く知っているような錯覚におちいります。しかし、まさかそこに筆者が立つことになろうとは・・・。


 

■当社が訴えられた!■


 昨年の夏も終わるころ、当社に一通の訴状が裁判所から届きました。それは、一昨年の冬から春ころにかけて当社をポスティングで利用していたA社からの訴状でした。簡単にいうと、A社は当社に数万部のチラシを依頼して配ったはずなのに、反応がはかばかしくなかった。その上、A社の代表者の自宅や従業員宅にもチラシが入ってこなかった。これは、当社が管理をきちんとしていないか配布物を不法投棄している可能性があるので、支払った代金を全額、返せ。そのために弁護士に動いてもらっているし、本来受けるはずの利益がなくなったのだから損害賠償として百数十万円にして返せ。というようなものでした。

 

■え!本気?■


 A社(会社ではなく個人事業のようだった)は、まかせて○○のお客様でしたが、代表者は確かにくせのある男性でした。当初A社から配布の苦情がきたとき、当社の営業マンが対応していましたが、それでもなかなからちがあかなかったので、筆者が窓口になって交渉していましたが、無茶苦茶な要求をつきつけてくるので、あるときから一切窓口を閉じていました。そしたら、しばらくしていきなり裁判ということになってしまったのです。
仕方なく、指定された日に裁判所へ行くとよくテレビでみるようなマントをかぶった裁判官と原告の弁護士がでてきました。ドラマと違うのは、傍聴席にはだれもいなくて新聞記者もテレビ局も来ていませんでした(当たり前か)。1回目の公判は、5分で終わり、それから毎月1回のペースで準備弁論が始まりました。準備弁論とは、この裁判の論点を整理するために実務的に原告、被告の主張をださせるもので、小さな部屋の一室で裁判官をまじえて議論するものです。当社では、弁護士を雇っていなかったので、筆者が毎月裁判所に足を運んで、当社の主張をするというものでした。


■裁判は時間がかかる!■


 当社では、配布員から回収していた地図などを証拠として(氏名は伏せて)提出したり、当社のシステムを説明したりと必死になって弁論を試みました。日本ポスティング協同組合の事務局にも応援を頼んだこともありました。なにせ、このビジネスを裁判官が知らなかったこともあり、一からこのビジネスを説明しなければならない状況でした。
裁判官も当初は、当社をなにか疑っているような感じでした。しかし、だんだんとこのビジネスを理解してくれたようでした。しかし、原告の代表者の家にチラシが入ってなかったなどという当社側の不備は、認めざるを得ない状況でした。ついに、先月裁判官は和解を勧告してくれました。おかげで、多少の和解金を支払うことで裁判が終わる見通しになりました。この通信が読まれているころには、解決していることでしょう。



■この裁判からうけた教訓■


 裁判というものは、原告であれ被告であれ、できれば一生に一度も経験しないにこしたことはありません。しかし、こちらが弁護士をたてずに当事者として出廷することによりいろいろと学ぶことがありました。一番役にたったのは、今回のトラブルの弁論ではなく、ポスティングというビジネスをどうやって普通の人に説明したらよいかということを考えるきっかけになったことでした。ある日の準備弁論では、原告の弁護士が退席してから、裁判官がこっそりと筆者に「お宅のビジネスはこれから伸びると思うよ。」と言ってくれたことがありました。何も知らなかった裁判官にも、このビジネスが分かってくれ、なおかつ個人的に?励まされたことは最高の喜びでした。



■負けて勝つことを知る!■


 A社に和解金を支払って裁判を終わらせるということは、単純に言えば当社が負けたことになります。当社としては、トラブル対応を誤ったためにとんでもない代償を払ったことにもなります。しかし、その和解金を上回るくらいの収穫があったと考えています。A社に特別なうらみや感情はありませんが、はやくこのポスティングというビジネスを社会的にも認知されるものにして、変なトラブルに巻き込まれないようにしなければならないなと強く感じました
(注意)なお、このような裁判であったとしても、当社配布員の個人の責任にすることはありませんので、ご安心ください。正直にほう・れん・そう(報告連絡相談)さえしてくれれば、会社として対応しますので、配布員個人のプライバシーなどが公になることはありません。


2004年7月25日現在  (有)ペーパー・シャワーズ 代表取締役 村松昭文





 新しく、ポスティングを始めた方も多くなりましたので、Q&A方式でよくある質問に対してお答えしていきます。



Q 夏の暑さが苦手です。効率的なポスティングの方法はありますか?


 今年も30度を超える日が続いていますが、暑さはポスティングの大敵ともいえます。対応は配布員の皆さんの方が詳しいと思いますが、昨年の配布員アンケート調査の結果からいろいろな対応をピックアップしてみました。

・ ひさしのある帽子をかぶり、冷たいお茶が入った水筒を自転車のカゴに入れて配る。
・ 帽子と濡れタオルは必需品。日焼け対応の化粧をする。長袖のシャツを着て配る。
・ ともかく日差しが強い時間帯は配らない。
・ 朝4時ころ起きて、主人や子供が寝ている間に配る。(→この方法は小さいお子さんがいる方には有効です。終了報告も朝6時ころ、会社のるす電にどんどん入っています。)
・ 夕方、夕立が来てから配る。(→夏なら夜8時ころまで配ることができます。
・ 毎日配る枚数を100枚くらいと決めて、日中にはそれ以上は配らない。
・ 家に戻ったら、十分な水分を補給し、休憩をとる。
・ 途中で暑くて仕方なくなったら、スーパーや銀行などの冷房のきいているところでしばらく休む。
  など。

ともかく、暑い時は「無理して配らない」ということが一番です。しかし、そのために期限内に配布が無理そうということでしたら、遠慮なく会社にほうれんそう(報告・連絡・相談)してください。熱中症や熱射病になったらもっとたいへんですから。



Q 主人にときどきポスティングを手伝ってもらっていますが、何か問題になるようなことはあるでしょうか?


 会社と配布員の方は、説明会の際に登録書に記入、捺印していただいていますので、契約としては会社と配布員(この場合奥さんの方)の2者の関係のみ有効です。したがって、厳密には登録者でない方(この場合、ご主人)がポスティングすることは、契約違反ということになります。ただし、分別のある家族の方が手伝ってくれるというくらいならば、会社としては大目に見ていくつもりです。事故がないように配っていただければ良いのですが・・・。一応、次の件は、十分認識しておいてください。


1,配布指示書のとおりに配っていただくようにお願いします。家族の方が知らなくて間違えて配った場合でも、登録者の方の責任になります。(集合住宅のみの配布なのに、一戸建てに配った場合など)

2. 万が一、ご家族の方などが配布中にけがを負ったとしても当社との正式な契約者でないために、日本ポスティング協同組合で加入している保険金の請求の対象となりません。

3. 中学生や高校生のお子さまにお小遣いをあげて全部配らせることは絶対にやめてください。

過去の経験では、このような時に「チラシの不法投棄」などの重大問題が発生しています。皆さんのお子さんを疑うわけではありませんが、重大問題が起きたときは親の責任が問われることになります。十分気をつけてください。

いつも言っているように、どうしても配れない時は、当社の配布員には拒否権(仕事を拒否する権利)がありますし、ほうれんそう(報告・連絡・相談)してくれれば会社側で配ることを考えますので、おひとりで悩む必要はありません。無理をしないように、お願いします。



Q お友達を配布員として紹介したいのですが、・・・。


 ありがとうございます。お友達を紹介してもらえるのは、大変ありがたいのですが、次の事柄には、十分気をつけてください。となり近所のお友達ですと、将来ケンカ別れになる可能性があります。というのは、ご自身が家の近所のエリアを配っているわけですので、自然とそのお友達はまだ配布員のいないエリアへ行くことになり、隣り近所なのに不公平感増す可能性があるからです。そういうことを理解した上で、ぜひやりたいという方は、紹介していただいても結構ですが、なるべく遠くの友人のほうがあとくされがなくていいようです。(余計な心配で申し訳ないのですが、このような事例を過去に見ているので・・・)


Q 配布員どうしの懇親会などはないのですか?


 せっかく、同じ組織でポスティングという同じ業務を請け負っているわけですから、近くの人とお話ししてみたいという方もいらっしゃると思います。また、懇親会などを開けば、仕事のノウハウを共有したり、たいへんなときに励まし合ったりできていいと思います。ただ、現段階としては人数が多すぎるので会社として懇親会を催す予定はありませんが、将来リーダー制などを取り入れて地域ごとのつながりが深くなれば、必要になることでしょう。



 ほかにも配布員のみなさんから仕事に関する質問などありましたら、このまかせて通信でお答えしていきます。