まかせて通信226号2009.12.15発行
※まかせて○○は、(有)ペーパーシャワーズの登録商標です。(特許庁 登録第4623103号)

■100円ショップを渡り歩いた■

この夏のちょっとした出来事です。ある文房具が大量に欲しくなって、以前100円ショップ で購入したことを思い出して、近くのお店に行きました。お店の隅々まで探したのに、お目当 ての商品はありませんでした。もう他の100円ショップで買ったのかなと思い直して、もう 一軒2kmほど離れた100円ショップへ行きました。やはり、そこでもお目当ての商品はあ りませんでした。 こうなるとどうしてもその商品が欲しくなり、ショッピングセンターやホームセンターの文房 具売り場を渡り歩きました。しかし、どこにもありませんでした。

 


■ そうだ!amazonがある!■

くたくたになったころ、そうだ amazon があると思い出しました。ネットで amazon のサイトに行き、検索 するとお目当ての商品がありました。早速、色や大きさをいくつか指定して4000円分を注文すると、2 日後には、自宅に宅配便で届きました。文房具なので、片手にのるくらいの小さな小包で届きました。 便利になったな、こんな小さなものでも、信州の田舎町まで数日で届けてくれるんだから...と関心して しまいました。


■ 便利だな〜と思っていたら…■

今年 4 月ころ明らかになった事件に、フェイスブック利用者の約8700万人分の個人情報が外部に流 出したというものがありました。流出した個人情報をもとに、英国の政策コンサルティング会社が、3 年 前の米大統領選挙では、ユーザーの性格や嗜好を分析してパーソナライズされた政治広告を配信し、 トランプ陣営を応援していたというものです。また、2 年前の英国の EU 離脱を問う国民投票でも離脱 派側について政治広告を配信していたことも判明しました。 つまり、私たちの個人の行動は集められてマーケティングに利用されて、個人の意思決定にまで他人 に意図的に操作される時代になってしまったのです。


■ネット上でも強者と弱者に分かれてしまった■

 

インターネットがこの世に表れて皆が使い始めたころはこんな風に言われていました。「ネットの世界 は、平等でだれにも管理されていない。社会的な弱者が意見を表現したりするには、たいへん適して いる。そこには、だれもが同じ立場で議論しあえる理想郷がひろがっている。」しかし、それから約 20 年、現代ではネットの世界でも圧倒的な強者と多数の弱者に分かれてしまいました。巨大なネット企業 である、グーグル(ネット検索大手)、amazon(ネット通販大手)、フェイスブック(大手 SNS)などがネッ ト上のあらゆる情報を集めて管理しており、私たちの行動や個人情報はかなり把握されている時代に なりました。つまり、ネット上は平等でも理想郷でもなく、巨大企業に管理・利用される場になってしま いました。国家でさえも、手をつけられなくなるほど巨大化、多国籍化しているようです。


■便利さと引き換えに個人情報を企業に渡している■

この夏の私の経験でいえば、私が商品を購入したことは次のように記録される可能性があります。ま ず、店舗にある顔認証システムにより数店のショップに立ち寄ったこと、その後 Amazon で注文し自宅 で受け取ったことなどが記録されます。スマホの GPS 機能により、私の行動履歴も管理されるかも知れ ません。グーグルの検索履歴や他の購入商品との組み合わせにより、私の嗜好、趣味、社会的な立 場などもかなりの精度で推測されることもありそうです。 私たちは、便利さと引き換えに個人情報を企業に渡していることになります。便利さを選ばないのなら、 昔ながらの文房具屋を何軒でも渡り歩き別途注文するか、お店に置いてある商品であきらめるかしか なかったことになります。

 


■ポスティング会社における個人情報はどうあるべきか?■

当社においても、配布員さんの個人情報は、配布に関係することを中心に必要に応じて記録させて いただいています。しかし、その情報を他社に売ったり、本人の承諾なく配布に関係しない情報と ひもづけて管理することはあり得ないことと決まりを作っています。 (個人情報保護のための基本的な方針 https://www.papershowers.com/porisi.html) 配布員のみなさんのご理解とご協力をお願いします。




 2018年9月20日現在 (有)ペーパー・シャワーズ 代表取締役 村松昭文